2013年12月3日火曜日

構想中 ちょうどムービーカムを買おうと思ってた(20131206追記)

 普段動画も一眼レフで撮っていたのですが、ちょっと前に熱でのトラブルがあり、長時間回すには普通のムービーカムも必要だなぁ、などと思うことがありまして、そういえばソニーさんが面白いカメラ出してたぞ!と思い出したのがこちら!
 図1 SONY HDR-MV1
音楽向けってことでレンズの下にはデカデカとマイクが鎮座していたりします。手ぶれ補正は無いらしいので、持って動き回るよりもどこかに設置して、超広角レンズでライブとかスタジオをグルッと撮影する想定の物とのこと。WIFIもついてるし配信的なこともできるかも?!よっしゃこれ買う!ポチっとな....ってメーカー在庫切れにて納期2週間...orz 仕方がないので購入は年明けくらいにすることにします。。。
 さて、それでこいつを買ってどうするのかというと、三脚に載せてパンとかチルトとかリモートで動かせるような物をつくりたいと思っています。現物は無くても設計等等はどんどん進めていきたいので、まずはネットからスペックとか画像を引っ張ってきて本体のラフモデルでも作っていきます。という感じでしばらくはどんな物を作るのかちゃんと固めていったりしつつしていく予定です。

(20131206追記)

 で、品薄傾向は改善しませんねぇ・・・現物が無いならWebから画像を引っ張ってきてみましょう。
図2 HDR-MV1 寸法検討中
寸法はメーカーの公称値で、まあ特に記載がなければ一番大きい所を持ってきているだろうということでこんな感じでしょうか?マイクの周辺がごちゃごちゃしていますが、変な曲面もありませんし、素直な形状っぽいです。続きでは画像から他の部分で必要そうな部分の寸法をざっくり出していきますよー。

2013年11月25日月曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)11 パーツ組み替え

 さて、ゴールが見えて参りました、Creo Tips11でございます。前回の部品の改善案を元に新しいパーツを作成します。元の部品を投影したワークプレーンは作成済みなので、それを修正していきます。
一応お約束的に愚痴っておきますと、スケッチの寸法を指定して修正というのができないので、修正箇所を描いては消し、消しては描きを繰り返します。これくらいの部品ならカンタンでいいんですけど、複雑な部品の修正とか気が滅入りそうですね。まあ普通のCADだと拘束ガチガチで何が何やら分からない状況になりかねないので入門用にはこっちの方が分かりやすいのかもしれませんね、業務でもなければ効率とかあまり気にしないだろうし。
 さて、修正後の寸法は図1をご参照下さいm(_ _)m 中央の円から幅5mmだけ残し、ネジ穴を移動させます。結果的には約8mmほど部品が短縮されることになりました。

図1 スケッチの修正
では新しいスケッチ(=ワークプレーン)を元に立体化。。。の前に、古いパーツはスパッと削除しておきます(図2)。 そして新しくパーツを作成してアセンブリの中にひとまとめにしてから立体化することにしましょうか(図3)。この辺はおさらいなのでさらっと流せると思います。図4では構造一覧で新規パーツの構成を確認したあと、「プル直線」で立体化しています。

図2 修正前のパーツは削除してしまいましょう
図3 新しいパーツをつくりますよ
図4 おさらい プル直線
立体化できたら必要なパーツを組み合わせていきます。(今回は新旧を並べてみたいので必要な部品を複写して組み合わせています、が、実際は修正した部品だけ置き換えるでOKです。)それぞれの部品を複写して「一致」と「軸合わせ」を駆使して組み上げます(図5)。

図5 部品の複製と組み合わせ
新パーツを使ったアセンブリが組み上がりました(図6)。かなりコンパクトになりました、干渉もなさそうなのでこれでOKとして、旧部品は削除して、残す部品をひとまとめにアセンブリに放り込んで置きたいと思います(図7)。パイプはアセンブリに入れないでおいておきましょうか。

図6 新旧パーツの比較
図7 構造の再構築
さて、めでたく新アセンブリが組み上がりましたが、このアセンブリは何個か一緒に使うので、とりあえず一個複製しておきます。構造一覧から右クリック→「共有」すると。。。おや、非表示にしておいたワークプレーンが表示されてしまいました。そういえばそうでしたね、非表示の物も表示されて複製されるのでした。。。もう修正はないでしょうから、このアセンブリの中のワークプレーンは消去してしまいましょう。とその前に、後々修正したくならないとも限りませんので、ワークプレーンごと、別ファイルとしてパッケージに保存しておきましょう(図8)。

図8 非表示が表示問題再発
これまではメニューから「ファイル」→「保存」とやっていたのですが、構造一覧から右クリック→「パッケージ保存」が楽そうです(図9)。保存ウィンドウが開きますが、何を保存するかはすでに登録されているので、ファイル名をつけて保存すればOKです(図10)。

図9 カンタンパッケージ保存(1)
図10 カンタンパッケージ保存(2)
パッケージ保存が完了したら不要なワークプレーンは削除しておきましょう。これもおさらいですが、共有しているので、内容修正は共有している他のファイルにも反映されます(図11)。

図11 共有は変更も共有される

 というわけで、手探りで始めた当初はどうなるかと思いましたが、クセさえ掴んでしまえば非常に使いやすいソフトに仕上がっていると思います(ゴマを擦っておくw)。はじめて3DCADを使うと言う方には違和感はないでしょうし、3DCAD経験者さんについては「部品同士の拘束はアセンブリにまとめることで実現させる」と、「スケッチ上の寸法拘束については諦めるw」だけで非常に強力な設計ツールがフリーで手に入ります。一つ心配なのはアセンブリ個数の制限についてですが。。。制限がかかってから考えますw
 さーて、今回で一区切りしまして、次は何をしようかな-?データの保存とか他ソフトとの連携とかの方法も手探りしたいし、実際にモノもつくりたいなぁ。。。という感じでまた次回(あるはずw)お会いしましょう!\(^o^)/

2013年11月22日金曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)10 新規パーツをつくるよ

 どうも、Creo Tips なんとか10回目、二桁突入です。今回からは、セッションの中で新しい部品をつくっていく手順をまとめていきたいと思います。気をつけることは、部品の修正が発生した時にすぐに対応できるように、パーツとワークプレーンをセットで扱うことと、まとめて扱いたい部品たちもセットで扱う、の2点です。操作自体は両方同じなので、扱いやすいようなセット(アセンブリ)の作り方を考えていきたいと思います。
 さて、それでは前回までのつづきから~。さっそく新しい部品をつくってみましょう。もちろん必要になるのは新規「パーツ」と、パーツをモデリングするための「ワークプレーン」が最低1枚、そして、パーツとワークプレーンをまとめるための「アセンブリ」も必要になります。メニューの「Modeling(M)」の左端の「ワークプレーン」「パーツ」「アセンブリ」からそれぞれ「新規」を選択します。それぞれの名前は同じにしておいて、他のパーツセット(と呼ぶことにします。パーツ一つとそれのためのワークプレーンをまとめたアセンブリです)とは名前が重複しないようにします。それぞれはルート直下に作られますので、パーツとワークプレーンをドラッグ&ドロップでこのパーツセットアセンブリの中に移動させておきます(図1)。

図1 新規パーツセットをつくります。
できあがったパーツセットは図2の構造一覧のようになっているはずです。さて、新しいパーツセットのスケッチ(=ワークプレーンの中の図面)を描いていくのですが、ちょっと手抜きをして、現存部品を「投影」してそれを修正していきたいと思います。「投影」はCreo Tips 08でも扱いましたが、その時は「3D稜線(モデルのエッジ)」を投影しました。今回はモデルの「面」を選んで、その面の輪郭を投影します。メニュー→「Modeling(M)」→「図形投影」→「一般」を選びます。この「一般」はなんでもOKっぽいので、ショートカットを設定するなら「カスタマイズ」の中にある「一般投影」を選んでおくのが便利かと思います。

図2 パーツセットの構造と「一般投影」
サブウィンドウが出てきたら投影したい面をクリックします。するとアクティブなワークプレーンに選択した面の輪郭が投影されます。別のワークプレーンに投影されちゃった場合はアクティブを切り替えます(「構造一覧」からワークプレーンを右クリック→アクティブ化)。思っていた形状に投影されない場合は投影したい面とワークプレーンが平行じゃないかもしれません。投影が完了したら(今回は分かりやすいように)「プル」しておきます。

図3 面を選んで投影
次に、作成した新規パーツセットをまとめて移動させます。ミソは構造一覧でダブルクリックです。「移動」→「一致」させるのはこれまでと同じですが、「移動」サブウィンドウの中で「オブジェクト」でパーツセットの「アセンブリ」を構造一覧の中でダブルクリックします。「ダブルクリックで選択」がおそらく他の場面でも出てくると思います。狙いの物が選択できない場合は構造一覧でダブルクリックしてみましょう。「オブジェクト」に目的のアセンブリが選択されたのを確認したら一致させたい面を選択してみましょう、パーツセットのアセンブリ全体が一緒に移動するはずです(図4,5)。

図4 構造一覧でダブルクリック!
図5 まとめて移動

 というわけで「パーツとワークプレーンはセットでアセンブリの中にまとめておく」と、「移動させたりする場合はアセンブリ単位で行う」ということだけ心の片隅に憶えておけば大丈夫でしょう。
 さて、それでは前回改善の余地がありそうだよねぇ、と言っていた部分を詳しく見ていきたいと思います。細い方の部品は厚みが5mmの設計になっています。(強度計算とかしてないのでこれで十分かどうか(経験上は十分過ぎる強度があると思われるのだけれど)はさておき)一方、大きい方の部品の厚さは13mmほどあります。この部分を細い部品に合わせて5mmくらいにできるんじゃ?と思っちゃったわけです。


図6 改善点を考える
 できそうだけど本当にできるかなー、と確認をしたいと思います。確認をするだけのためにパーツを複製します。不要になれば消すので、共有する必要はないでしょう。「構造一覧」から複製する部品をダブルクリック→「パーツ&アセンブリの複写」を選択、いつもの丸いあいつが再び登場しますので矢印を引っ張り、パラメータを見ながら画面上に8mm移動させます(図7)。


図7 確認のために部品を複写、移動
 さらに横に引っ張って見えやすい位置へ移動します。パイプとの相対位置は変わらない様にします。。。パイプとの間にはスキマがありそうです。これなら部品を8mm短縮しても問題はなさそうですね。スキマを見る限り、もっと詰めることもできそうですが、パイプと接する部分はこれ以上は詰められないのでそっちに合わせて8mm程度短縮することにします。


図8 見えやすい位置に移動して確認する
 次回は部品の設計変更をしまーす。次回までごきげんようーm(_ _)m


2013年11月21日木曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)09 修正後のパーツを組み合わせる

 Creo Tips と題しましてから9回目となりました。毎回文句だか愚痴だかは言いますが、なんやかんやで効率的な方法もわかってきて個人的には大いに気に入っており、充分実戦で使えるなあ、人にもちゃんと勧められるなぁ、という所までやって参りました。さて今回は前回修正して新バージョンになったパーツを古いパーツと交換します。といってもズバッと一瞬で置換する術はなさそうなので一個一個ちまちま置き換えていきます。
 前回までのセッションを呼び出しまして...新しい部品を「開く」と、パーツ(p0002b)とワークプレーン(w0002b)がインポートされ、構造一覧と3Dビューに表示されました。WPの方は削除してOKです。パーツは分かりやすいように旧パーツのアセンブリの中に放り込んでおきましょう(図1)。
 
図1 新パーツのインポート
新パーツをアセンブリの中で「共有」して複製したら、旧パーツは削除してOKです(図2)。

図2 部品の置換
新パーツは適当に配置されているので「一致」と「軸合わせ」で旧パーツがあった位置へ新パーツを持っていきます(図3)。移動させるパーツを選択する順番(先に選択したオブジェクトが、後に選択したオブジェクトを基準に移動する)を間違えるとネジも一個一個移動させないといけないので面倒です。正方形の部品は後で選択するのが良いでしょう。(この辺が拘束の概念の無いのの苦しい所ですが...先に修正されなかった部品たちを新しいアセンブリの中に放り込んでおいて相対位置を固定してから新パーツを組み合わせる、という方法がスマートな気はします、が今回はこのまま進めます...)
図3 新パーツを組み合わせる
さて、組み上がった所で新パーツが正しく修正されているか確認すると...(図4)...OKっぽいですね! 同時に二カ所以上の拘束をかけられるなら二つのネジ穴に「軸合わせ」をして成立するか見ればいいのですが、できないので目視でOKにしておきます。
図4 組み上がりとネジ穴位置の確認 バッチリ!
次に、最後に残ったパイプを組み合わせます。横から見ると...(図5)のようにこの部分の「面(ツラ)を合わせたい」ので、今度は「整列」という条件を使って部品を移動させます。「一致」が向かい合わせなら「整列」は横並びです。指定した面が同一平面上に来るようにオブジェクトを移動させます。「Modeling(M)」→「モデル」から「移動」→オプションで「一致/整列」→「整列」を選び、「整列」させたい二平面を選択します。図6のように横並びになればOKです。ついでにパイプと部品も「軸合わせ」して組み合わせておきましょう。
図5 「移動」→「整列」
図6 ついでに軸合わせ
 さて、これで一通り組み上がりました(図7)。ちょっと見やすいようにパイプの色を変更しています。
図7 組み上がったけれど、ちょっと気に入らない
でマジマジ見ていくと....若干気に入らない部分がありました。うーん、これは改善の余地がありそうですね!というわけで、次回はセッションの中で新しい部品を設計するスマートな手法を探りたいと思います。実質これまでのまとめのお話っぽくしたいと思います、それではまたーm(_ _)m

2013年11月20日水曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)08 パーツを修正する

 こんにちは、Creo Tips vol.08 です。前回の最後に部品の設計ミスが発覚してしまいましたので、今回はそれの修正をします。これまでも何回か恨みがましく書いているのですが、Creo Elements/Direct Modeling Express4.0はフィーチャーベースの3DCADでは無い(ちゃんと分類しちゃうとCADですらなくてモデリングツール、名前にもモデリングって書いてあるし、無理矢理CADっぽく使おうとするなよ、っていう関係者さんの声が聞こえなくもないですが...)ので、ちょろっと直して更新→OK!とはなりません。なので、紆余曲折を経て(まだ経ると思いますが)、「パーツは個別に、そのモデリングで使ったワークプレーンと共に保存すべし、モデリングのパラメータはどこか(ワークプレーン名とか)にメモしておけ!」という方針になっています。
 さらにもう一つ恨み言をいうと、アセンブリの中で一つのパーツのみに注目して修正する、的な機能がありませんので、↑で保存したパーツデータを修正→置き換えるという作業が必要になります(パーツを一括で置き換える、的な機能も多分ありませんね。。。あ、そのセッション内で修正ができない、というわけではないのですが、効率的に修正しようと思うとワークプレーンを残しておきたいのに、残したままセッションだと構造一覧が複雑になって見難いなどの問題があるのです。。。)。ともかく、無料のソフトなので使わせて貰ってるだけでありがたいと思いつつ、修正作業を進めたいと思います。

 さて、図1は前回の最後に発覚した設計ミスです。ネジ穴の間隔が上下のパーツでずれていたため、このまま作ってもネジで固定することができない状態です。
図1 前回発覚したミス
まずは新規セッションを作成し、この部品の元データ(ここではp0001a)と、正しいネジ穴の間隔の確認のために組み合わされる部品(P0005)も一緒に開きます。ただ、これらのデータを作った時は「パーツはアセンブリの中にそのパーツとスケッチをまとめて保管すべし」と言っていたのですが、「アセンブリ内で共有されたオブジェクトは相対位置が固定される」ため、部品を組み合わせる際に面倒なことになるので、普通に「部品とワークプレーンのセット」でパッケージファイルに保存するように順次変更していきます。
 まずは図2のように、パーツのデータを構造一覧のルート(一番上)に移動させます。比較用の部品(P0005)のワークプレーンは今回は必要ない(ワークプレーンから直接、間隔を調べても良いのですが、今回は別の方法を採ります)ので消してしまってOKです。あと、新規セッション作成の際に勝手に作られたパーツとワークプレーンも残っていると後々やっかいなので一旦消してしまいましょう。さらに、部品を元のセッションの様に組み合わせておいて下さい。
図2 パーツファイルの構成(新ルール)と寸法確認のために部品を組み合わせる
次は図3です、パーツを組み合わせた後で「メニュー」→「Modeling(M)」→「UI」→「詳細」をクリックすると横にならんでいるコマンドの数が増えてさらに複雑なコマンドも表示されるようになります。慣れてきたら「詳細」表示のままで大丈夫でしょう。

図3 組み合わせてから詳細コマンドを呼び出す準備をする。
詳細表示にすると、UIの切り替えが「簡易(表示へ切り替え)」に変わるので、新しく出てきたコマンドの中から投影コマンドを探しましょう。ワークプレーン上の要素を投影する2D投影もありますが、今回は、「メニュー」→「Modeling(M)」→「作図」→「図形投影」→「3D稜線」をクリックします(図4)。

図4 詳細表示から3D稜線の投影
次に投影させたいパーツのエッジを選択します。エッジが途中で切れているためクリックしにくいですが、正しい穴位置のパーツからネジ穴のエッジをワークプレーンに投影します(図5)。エッジがどうしても掴めない場合は、投影元のパーツをワークプレーン平面に垂直に動かしても同じ投影図が得られますし、移動させなくてもその方向に同じような形状があればそれを利用してもOKと思います。
 このように、別のパーツの投影を取ることで、1から数値を入れ直したりせずに、また、ミスも少なくできます。特に市販の部品などをモデリングしてそれを元に設計を進める際には非常に便利です。
図5 正しい穴のエッジを選択する
さて、投影できたらワークプレーン上で確認してみましょう、見づらいのでパーツは非表示にしました(図6)。きっちり1mmずれていました、おそらく勘違いか計算ミスでしょう。修正後は図7をご参照のこと、せっかくなのでちゃんと角を丸めておきました。あとは「プル」して3D化すれば完了なのですが、古いパーツに「プル」してしまうと、別のパーツと組み合わせる時に勝手に共有されたり面倒が起るので、パーツは新規作成してそっちに「プル」して、古いパーツは削除してしまいましょう。(ワークプレーンも古いと共有の警告がでるのですが、ワークプレーンはパーツの個別データ以外では消去してしまえばいいのであまり拘らないことにします)。できあがりは図8のようになりました。

図6 正しいネジ穴を投影したワークプレーン
図7 修正後のワークプレーン
図8 パーツの「プル」し直し

 と、パーツの修正の手順はこんな感じで上手くいきそうです。さて、それでは次回は新しいパーツを組み合わせていきます。とりあえずのゴールが見えてきましたがもうちょっと続きますよ!それではまたー\(^o^)/

2013年11月19日火曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)07 一致とか軸合わせとか

 さて、七回目となりましたが、手探りだけあって非常にゆっくり進んでおりますm(_ _)m とにかく前に進むのみです。前回はアセンブリを共有していた所為で部品を動かすと共有されている別のアセンブリも動いてしまったので、パーツを共有するように変更しました。そのおかげでパーツ単独で移動させられるようになりましたので、じゃかじゃか組み立てて行きたいと思います。
 図1 例によって裏になって見えない面は画面を回して選択して下さい。
図1 一致
図2 次は小さな部品の面と一致させていきます。小さな部品には側面にねじ穴をあける設計になっていますので、穴のある面と一致させて下さい。

図2 別の部品も一致させる
一致させたら、裏返して今度は軸合わせをします。オプション「一致」→「軸合わせ」に変更して、中心軸を合わせたい穴の側面を選択します。同様にもう一個の小さい部品も反対側の穴に合わせて配置します(図4)。ここまで組み上がると図5のようになります。続きも同様に組み立てますが、小さい部品を挟んで、大きい部品のペアが対称になるように組み立てます。

図3 軸合わせ
図4 こっちも同様に一致&同軸
図5 半分組み上がりと次のステップ
できあがると図6のようになります。現実世界ではこれだけでは組み上がらないので、ネジのデータを付け加えておきます。ネジの頭の側面と締結部分の接触面を一致、ネジと穴の軸を一致させればOKですね。ネジだけじゃなくて市販の部品などもモデリングして実際に組み上げてみるとよいですね。そしてできあがりが図7のように....んんん?

図6 組み上がりとネジ締結について
図7 組み上がり。。。ってあれ?
あああ!(図8)ネジ穴ずれてる!!!

図8 ネジ穴ズレてますorz
これは結構盛大に(1mmくらい?)ずれてますねぇ。。。orz というわけで次回は部品の修正をやっていきます、というか部品修正の効率の良さそうな方法を模索したいと思いますm(_ _)m

2013年11月18日月曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)06 共有パーツ&アセンブリのヒミツ

 Creo Tips 第6回目です。それではいよいよ、パーツやアセンブリを移動させていきます。普通なら拘束という条件をつけてパーツ同士の関係(くっついている→「一致」とか、並んでいる→「整列」とか)を記録させて、パーツを組み合わせたりしていくわけですがCreo Elements Expressには拘束というのが無さそうです。とりあえず移動させることは可能なので、組み合わせたい部品を移動させて行きたいと思います。
 メニューから「Modeling(M)」→「モデル」→「位置」を選んでサブウィンドウを出します。「方法」オプションの「一致/整列」を選択して、その下に現れるオプションの中から、オブジェクトの選択平面同士を貼り合わせるように移動させる「一致」を選びます。そして、3Dビューで手順④で底になっている面を選択します(図1の方向からでは選択できないので、一旦ビューを移動させて選択します)。次に手順⑤で貼り合わせたい面を選択します。

図1 パーツ&アセンブリの「移動」
  すると、最初に選択したオブジェクトが、次に選択したオブジェクトに一致するように移動するはず...って共有されている部品も動いちゃいました!(図2) 共有されているアセンブリ同士は相対位置が固定されるようですね!これは拘束の代わりに使えそうです。

図2 共有オブジェクトの移動

 ん?でもパーツも共有したら相対位置が固定されるんじゃ?あ、いやでもアセンブリ単位で動かす時は固定されて、パーツ単位で動かす時は(都合良く)固定されないとかなってないかな...ってとりあえずやってみましょう!まずは今共有されているアセンブリを一個削除します。消したい共有アセンブリを右クリック→「削除」でOKです。(図3)

図3 パーツ&アセンブリの削除
次にパーツを共有します。残した方のパーツをダブルクリック&「共有」を選択して、例の丸いあいつが現れますので、消したアセンブリと同じ辺りに移動しておきます。この辺は前回と同じですね。(図4) 更新された構造一覧を眺めてみると、アセンブリの下にパーツとワークプレーンがあって、パーツの下には共有されているパーツの一覧が表示されるようになっています。パーツ共有だと不要なワークプレーンは複製されないのでいいですね。(図5)

図4 パーツを共有する
図5 パーツ共有完了!
同じような手順で、共有されていたアセンブリをパーツの共有に変更します。更新された構造一覧は図6のようになります。また、パーツ共有の際に、個別のパーツを複製しようとすると、その共有されているパーツのグループにパーツが一つ追加されます。逆に共有パーツのグループを共有しようとすると、共有されている要素全体が複製されるので、たくさんのパーツが必要な時は後者のやり方でちょっと楽ができますね。

図6 全部の共有アセンブリを共有パーツに変更
さて、これでパーツを移動させようとすると...おお!パーツ個別で動かすことができます。その上のアセンブリを動かそうとするとちゃんとアセンブリをまとめて移動できますOK!前回までのやり方がイレギュラーで今回の方法が素直で良い方法のようです。
 さて、ちょっと遠回りしましたが、次回からパーツの移動と組み合わせを本格的に続けていきます。