2013年11月11日月曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(を調べてみた:)01

 タイトルとしては()の中が最も重要でしてw、フリーで(そこそこ)本格的に使えそうなCreo Elements/Direct Modeling Express4.0を使って、とりあえずモノをつくるぞ!とやってきたものの、あまり込み入ったことには触れずに過ごしてきましたので、ここいらで実際問題どれくらい使い物になるのか、というのを調べて行きたいと思います。

 それでは最初はCreoではデータをどんな風に保存・管理しているのかな?というところから調べて行きたいを思います。Creo Expressはフリーのモデリングツールということで、製品版(Creo Elements/Direct Modeling 18.0 現行バージョンが18.0です。以下、Creo とかCreo Elementsは製品版を、Creo Express とか、Creo Elements Expressとかは無料版を指すことにします)が存在するわけですが、製品版から機能が制限されています。制限はいくつかありますが、その内で今回関係ありそうなのが、「パーツの数が無制限のアセンブリの作成 60個まで」というやつです。無限大x有限数は無限大じゃ無いか、とかちょっと思うわけですが、とりあえず置いておいて、なにやら「パーツ」というデータと、「アセンブリ」というデータがあるようです。
 ではちょっと画面を見てみますと(図1)、ありますね、「パーツ」と「アセンブリ」が左上にあります。慣れ親しんだ重要要素「ワークプレーン」のすぐ下ですから重要な要素というのがうかがい知れますね。さて、このパーツとアセンブリというのは何だろう?となるんですが、「アセンブリ」=「パーツを集めたモノ」という認識で一般的には大丈夫かと思います、「(アセンブリの)アセンブリ」なんてモノも書いてみましたが、Creo Expressでこれが許されるかどうかまだ謎です(調べてから書けよ、という突っ込みは断固スルーしていきますwあとで間違いが分かった物に関しては順次訂正してきますのでご容赦下さいm(_ _)m)。

図1.パーツとアセンブリ

 もう一つ、気になるのが図2.の「共有」というやつです。Creo Elementsの製品版・無料版の比較表を見ていると、「アセンブリとパーツの共有 (1 個作成して複数箇所に配置)」という項目があり、両方のバージョンでOK(制限無し)と書いてあります。うーん、なにやら別に作っておいたモノを色々なパーツやアセンブリに取り込んで使う、といったニュアンスのようですね。以前の投稿でちょっとかきましたが、Creo Elements ExpressはフィーチャーベースのパラメトリックCADではないので、設計の変更等があると、下手をすると1から作り直した方が早かったりすると思います。また、普通にインポートすると(フィーチャーベースではないので形状のデータしか保持しないため)インポートしたものも元々あったものも一緒くたにされた記憶があります。その辺を効率的に上手くやるために共有が使えそうな予感があります。

図2.「共有」ってなんだろう?
さて、では次回辺りから実際に操作してみて、無償版ならではの不便を上手く取り繕う方法を探っていきたいと思います(←これが本音かなw)