2013年11月25日月曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)11 パーツ組み替え

 さて、ゴールが見えて参りました、Creo Tips11でございます。前回の部品の改善案を元に新しいパーツを作成します。元の部品を投影したワークプレーンは作成済みなので、それを修正していきます。
一応お約束的に愚痴っておきますと、スケッチの寸法を指定して修正というのができないので、修正箇所を描いては消し、消しては描きを繰り返します。これくらいの部品ならカンタンでいいんですけど、複雑な部品の修正とか気が滅入りそうですね。まあ普通のCADだと拘束ガチガチで何が何やら分からない状況になりかねないので入門用にはこっちの方が分かりやすいのかもしれませんね、業務でもなければ効率とかあまり気にしないだろうし。
 さて、修正後の寸法は図1をご参照下さいm(_ _)m 中央の円から幅5mmだけ残し、ネジ穴を移動させます。結果的には約8mmほど部品が短縮されることになりました。

図1 スケッチの修正
では新しいスケッチ(=ワークプレーン)を元に立体化。。。の前に、古いパーツはスパッと削除しておきます(図2)。 そして新しくパーツを作成してアセンブリの中にひとまとめにしてから立体化することにしましょうか(図3)。この辺はおさらいなのでさらっと流せると思います。図4では構造一覧で新規パーツの構成を確認したあと、「プル直線」で立体化しています。

図2 修正前のパーツは削除してしまいましょう
図3 新しいパーツをつくりますよ
図4 おさらい プル直線
立体化できたら必要なパーツを組み合わせていきます。(今回は新旧を並べてみたいので必要な部品を複写して組み合わせています、が、実際は修正した部品だけ置き換えるでOKです。)それぞれの部品を複写して「一致」と「軸合わせ」を駆使して組み上げます(図5)。

図5 部品の複製と組み合わせ
新パーツを使ったアセンブリが組み上がりました(図6)。かなりコンパクトになりました、干渉もなさそうなのでこれでOKとして、旧部品は削除して、残す部品をひとまとめにアセンブリに放り込んで置きたいと思います(図7)。パイプはアセンブリに入れないでおいておきましょうか。

図6 新旧パーツの比較
図7 構造の再構築
さて、めでたく新アセンブリが組み上がりましたが、このアセンブリは何個か一緒に使うので、とりあえず一個複製しておきます。構造一覧から右クリック→「共有」すると。。。おや、非表示にしておいたワークプレーンが表示されてしまいました。そういえばそうでしたね、非表示の物も表示されて複製されるのでした。。。もう修正はないでしょうから、このアセンブリの中のワークプレーンは消去してしまいましょう。とその前に、後々修正したくならないとも限りませんので、ワークプレーンごと、別ファイルとしてパッケージに保存しておきましょう(図8)。

図8 非表示が表示問題再発
これまではメニューから「ファイル」→「保存」とやっていたのですが、構造一覧から右クリック→「パッケージ保存」が楽そうです(図9)。保存ウィンドウが開きますが、何を保存するかはすでに登録されているので、ファイル名をつけて保存すればOKです(図10)。

図9 カンタンパッケージ保存(1)
図10 カンタンパッケージ保存(2)
パッケージ保存が完了したら不要なワークプレーンは削除しておきましょう。これもおさらいですが、共有しているので、内容修正は共有している他のファイルにも反映されます(図11)。

図11 共有は変更も共有される

 というわけで、手探りで始めた当初はどうなるかと思いましたが、クセさえ掴んでしまえば非常に使いやすいソフトに仕上がっていると思います(ゴマを擦っておくw)。はじめて3DCADを使うと言う方には違和感はないでしょうし、3DCAD経験者さんについては「部品同士の拘束はアセンブリにまとめることで実現させる」と、「スケッチ上の寸法拘束については諦めるw」だけで非常に強力な設計ツールがフリーで手に入ります。一つ心配なのはアセンブリ個数の制限についてですが。。。制限がかかってから考えますw
 さーて、今回で一区切りしまして、次は何をしようかな-?データの保存とか他ソフトとの連携とかの方法も手探りしたいし、実際にモノもつくりたいなぁ。。。という感じでまた次回(あるはずw)お会いしましょう!\(^o^)/